平成29年12月15日作成

麦類

(担当)JA全農さいたま 営農支援課

12月から1月に掛けての作業は、麦踏みや排水路の整備、雑草対策などの作業があります。
これら作業をしっかり行い、凍霜による根の浮き上がり防止や降雨による湿害、雑草害を未然に防ぎましょう。

1 気象庁3か月予報

気象庁の関東甲信地方の3か月予報(12月~2月)では、12月の気温は平年並みまたは低い確率ともに40%。1月、2月は平年と同様晴れの日が多く、降水量については12月は平年並み40%、2月と3月は平年並み及び多いが各30%で、少ないが40%の確率となっています。週間予報等を良く確認し、作業手順を組み立てましょう。

2 今後の管理

(1)麦踏

12月中旬からは気温は平年並みに推移すると予報されていますが、周期的に来襲する寒波による土の凍結や霜柱による根の浮き上がり心配されます。このため耐寒性の向上と分げつを揃える意味から必ず麦踏みをおこないましょう。
11月適期に播種されたほ場では、12月末には必ず麦踏をおこないいましょう。

(2)雑草防除

播種後12月にはいってから強い寒波により低温が続いています。適度な降雨があったものの、今のところ雑草の発生は極めて少ないと思われます。しかし、中旬からは平年並みの気温が予想されていますので、播種後土壌処理剤の散布が無かったほ場では、早ければ1月にはいるとスズメノテッポウの発生が考えられます。また。除草剤の抑草期間を過ぎたほ場では下層からの雑草出芽が懸念されます。

雑草の種類と葉令を確認し、草種に適合した薬剤を適期に処理し、雑草害を無くしましょう。その際は対象雑草に適した除草剤を選ぶことと、その薬剤の散布適期(雑草の葉齢等)、散布量を良く確認し確実な効果が得られるようにしてください。

 「平成29年まき 埼玉県 今月の麦作り」より転記

(3)排水路(溝)の整備作業・良品質麦生産のために

近年、3月から4月に大雨の降ることが多いため、土の乾いている1月から2月に排水路を整備することが大切です。降った雨水がスムーズに排水路に落ちなければなりません。高低差を良く確認し、問題があればすみやかに補修を行ってください。ビ-ル麦、小麦についても、醸造適性、製粉・加工適正に優れた充実の良い麦を生産をしなければなりません。以下を参考に必ず排水対策を行い、根の健全をはかり生育の後期凋落を防止し充実した良品質麦生産を達成しましょう。